2019年3月5日 [日向坂46] アーティストコンサート情報 2019年3月5日(火) 日向坂46 「デビューカウントダウンライブ!!」 横浜アリーナ セットリストけやき坂46 LAST LIVE 日向坂46 FIRST LIVE アンコール 22.キュン 関連セットリスト Tweets by dailysetlist_jp Copyright (C) 2022 日刊セットリスト(セトリ) All Rights Reserved. All photo by 上山陽介 ●セットリスト (アンコール) 日向坂46が3月5日~6日の2日間にわたり、横浜アリーナにて「⽇向坂46 デビューカウントダウンライブ!!」を開催した。 先月、「けやき坂46」から「日向坂46」への電撃改名が発表され、3月27日(水)にリリースされる1stシングル『キュン』でいよいよ新たな坂を上り始める彼女たち。今回のライブは、けやき坂46としての「ラストライブ」、そして日向坂46としての「ファーストライブ」という2部構成で行われた。欅の木から飛び立って行く寂しさ、それを吹き飛ばすほどのハッピーオーラと期待感に胸が膨らんだ2日間の中から、6日の公演の模様をレポートしたい。 開演時間が過ぎると、ステージの大スクリーンにけやき坂46結成時の映像が流れる。いつもの“Overture”に続き、1曲目“ひらがなけやき”でけやき坂46のラストライブの幕を開けた。スクリーンに映し出される過去の映像に比べ、今の彼女たちの表情とパフォーマンスには眩しいくらいの自信が漲っている。「本当に、本当に最後のひらがなけやきのラストライブですけど、みなさん盛り上がる準備は出来ていますかー!?」キャプテン・佐々木久美が元気いっぱいそう客席に呼びかけ、2曲目“誰よりも高く跳べ!”が始まると、会場一面が緑の「欅カラー」に染まった。前方ステージだけではなく花道や特設ステージも使って、会場の広さを感じさせない近い距離感でファンたちと笑顔を交わしながらライブが進行していく。“それでも歩いてる”では椅子を使ったパフォーマンスを披露し、まるで自分たちを奮い立たせるかのような力強い歌声を響かせた。 ライブ中盤からは2期生も登場し、“おいでシャンプー”、“ひらがなで恋したい”などのキュートな楽曲を繰り出す。ラストナンバー“ハッピーオーラ”では、キラキラと輝く銀テープが会場中を舞い、曲の最後に3期生・上村ひなのがステージに登場すると大歓声が沸いた。「これから私たちは、新たな一歩を踏み出します。ひらがなけやきありがとうー!」そう言ってファンたちに手を振りながら、けやき坂46はステージを降りて行った。 会場の照明が一度落ち、スクリーンに先月のSHOWROOM配信の模様が映し出されると、客席で緑に光っていたペンライトは「空色」一色に変わる。アップテンポな新しい“Overture”に続いてメンバーたちがステージに再登場すると、祝福と期待が入り混じった歓声に包まれた。デビューシングル曲“キュン”で日向坂46のファーストライブがスタートし、客席からは事前に公開されていた「合いの手動画」通りの気合が入ったコールが沸き起こる。「みなさん、こんにちは! 私たち日向坂46です」。新鮮な挨拶の後は、“ときめき草”、“耳に落ちる涙”、“沈黙が愛なら”、“Footsteps”といったデビューシングルに収録されるナンバーを次々と披露。どの新曲もグループ名の通り、心にじんわりと温かさが広がっていく楽曲ばかりだ。そして“JOYFUL LOVE”では、会場中のペンライトがブロックごとに決まった色に光り、まるで大きな虹がかかっているかのような絶景が現れた。 ラストナンバーは、デビューカウントダウンライブのために書き下ろされたという未発表曲“日向坂”。まさに彼女たちの今までの歩みがそのまま歌詞になっているこの曲は、これから先もずっとメンバーと「おひさま」(日向坂46ファンの名称)にとって大切な1曲であり続けることだろう。 本編が終了するとメンバーたちは丁寧に長いお辞儀をして、青空が映し出されたスクリーンの奥へと消えて行った。しかし、すぐにアンコールを求める「日向坂46コール」が起こり、その声に応えてTシャツ姿に着替えたメンバーたちが再登場。MCで小坂菜緒が今日の感想を聞かれると「いろいろ思うことも沢山あって、凄く不安になることもあったんですけど……ひよたん(濱岸ひより)の気持ちも込めてみんなでこのステージに立っていると思うと本当に嬉しいし、メンバーとおひさまの皆さんに出会えて本当に嬉しいです」と涙ながらに語った。 アンコールで再び“キュン”が披露されると、客席のボルテージは一気に急上昇。“NO WAR in the future”では割れんばかりのシンガロングが起こり、会場はこの日一番の盛り上がりを見せる。そして最後は“約束の卵”で、日向坂46のファーストライブは幕を閉じた。「私たちのグループカラーは空色なんですけど、空って時間帯とか天気によっていろんな色に変わるじゃないですか。どんな色にも染まれる素敵なグループになりたいと思います」。キャプテン・佐々木のその言葉が意味するように、彼女たちがこれからどんなグループになっていくのか、その可能性はまだまだ未知数だ。始まったばかりの日向坂46のドラマをリアルタイムで追えることの嬉しさとワクワクが身体中に染みわたっていくようなデビューカウントダウンライブだった。(渡邉満理奈) |